断酒185日目 不味いものを旨いと自分を誤魔化す
『今日は◯◯だから、お酒を飲んでもいい』なんて、半年より前は習慣のように違和感持たず飲んでいた。最初の一杯が一番美味しい。飲めば飲むほど美味しくは感じなくなる。いや、むしろビールでもサワーでもウイスキーでも『のど越し』『甘さ』『風味』が良くてもあのアルコール独特の気持ち悪い不味さに目をはつむって『あー旨い』なんて、自分をごまかすかのように飲んでいた。
お酒を断ってからは、まるで正気に戻ったかのような感覚だ。逆に言えば酒飲みの頃は正気の沙汰では無かったと言うことか。
今日も夏日で暑いが、普通の冷たい飲み物で十分に満足が得られる。本来はそうなのだ。大人になったからってお酒なんて飲まなくていいのだ。
子どもの頃は冷たい麦茶を飲んで美味しいと思ったのだ。大人になっても本来ならそれは変わらないはず。それが変わってしまった。しかし、断酒して取り戻した。
今もしくお酒を飲んでいてもやめることが出来れば本来の自分を取り戻すことができる。これ程幸せな事はないのではないかとつくづく思う。