断酒159日目 『気分』の罠
断酒する上ですでに飲酒習慣にどっぷりハマっていると、理由なんてわんさかでてくる。
というのは、『ストレス解消のために』『がんばった自分へのご褒美』『明日への活力のために』などといった理由という言い訳をすることで、飲酒の正当性を主張しているにすぎないと今では思う。
ではなぜアルコールにハマってしまっているのかを考えると、『気分が高揚する』『嫌な気分が消える』『楽しい気分になる』など『気分』というワードがわんさか出てくる。
アルコールはまさに私たちにとって都合の良いように作用することがハマってしまう理由なのかと考えてしまう。
ところが、アルコールの作用が弱まると、気分が落ち込んだり、嫌な気分が飲む前以上に襲ってきたり、飲んでいたときの反対の症状が現れ、極めて不快に感じることがある。
アルコール依存になると、極めて不快な状態にもはや耐えられなくなり、飲酒し続けるという悪循環が働く。
アルコールは非合法の薬物と同様に、精神を破壊する恐ろしい飲み物と成りうるものだと考える。
一番の問題は、合法でどこでも入手ができ、基本的にどこでも飲めてしまう環境にあるため、一度飲酒習慣がついてしまうとコントロール出来なくなると依存症が進行して、深刻な問題に発展する可能性が高くなる。
自分は飲酒がコントロールできないとわかっているので節酒なんていう難しいことは拷問に匹敵するので、断酒に至っている。
断酒して、自分自身の気分について向き合い、お酒意外でどんな行動をすれば気分の不調に対処できるのか。
そもそもの断酒の効果として、飲酒していた頃と比較して、気分の不調を感じることが少なくなったり、程度がかなり軽くなった印象がある。
未だに、お酒を飲む人からは断酒した自分に対して不思議に思われることが多いが、お酒に絡んだ不幸な出来事が令和の時代では無くなって欲しいなと思うところが。