断酒して良かった

元毎晩多量飲酒していましたが、お酒に起因した失敗、心身の不健康、時間の浪費と人生これで良いのかという疑問から、断酒始めました。断酒の継続の目的でブログをはじました。禁酒に興味を持たれている方や禁酒をしている仲間の方が読んでいただけたら幸いです。

断酒1年21日目 コスパ重視で失ったもの

断酒する前、『飲み放題』『ストロングチューハイ』『ハッピーアワー』などのいかに安く、至福の時間を過ごすかと考えただけでワクワクしていた自分がいた。

①飲み放題
最初の30分で中ジョッキで3杯は注文してゴクゴク飲み干す。『ああ、至福の時間が始まった。ふわふわして気持ちいい』とこれから続く酔いの時間を味わう。

②ストロングチューハイ
コンビニかスーパーなどの量販店で、過不足がないように購入する。おつまみも入れて2000円程度で至福の時間を過ごせると思うと満足感を得ながら、家路に着く。家に着いて、グラスに氷をたっぷり入れて、プシュー、トクトクトク、ゴクゴク、ウッウッウッ。ふぅー。
気付くと2つのロング缶は空っぽに。

③ハッピーアワー
平日の夜勤明けで次の日休みか、平日の連休中の次の日休みの時に、一人でハッピーアワーの時間にお店に入る。一人でお店に入るのは恥ずかしい気持ちがあるが、19時までドリンク半額なので1時間の間にジョッキ5杯は注文する。家飲みと違い非日常感を味わう。19時になるとまだ飲める気持ちがあるが、会計を済ませ、家で飲みなおす。


以上が、お得にお酒を飲んで至福の時間を過ごしていた、飲酒時代の私。

お酒に対してのコストパフォーマンスは、私にとって旅行に行くとか、ドライブに行くのと同等の満足感を得られていると信じていた。つまり、お酒は、旅行やドライブと比較して安く満足感が得られるもと認識していた。

さて、お酒の効用といえば、以上の体験になるが、そのあとの経過は、大体同じだ。

最初の30分から1時間はハイペースに飲み、足りないと思った30分後に酔いが回る。それからトイレに行く回数が増える。目と耳から情報は入るが、右から左へ流れる。人と一緒にいるときは、適当に相槌を打ったり、愛想笑いをする。一人で飲んでいるときは、TVかネットサーフィンして過ごす。そして、いつの間にか眠くなる。

そして、

カラダが重い。気持ち悪い。気分が落ち込んでいる。

お酒を飲むのをやめて、飲んで30分から1時間後の気分高揚やワクワク感みたいなものは意図的には失くなった。しかし、現在新しい試みを始めるようになり、体験を通してのワクワク感を味わうことが時々ある。


 
ここで思ったこと。

①お酒という薬物作用によって、強制的に快感物質を出させ、枯渇してしまうと、飲む前よりも、気分の値がマイナスになり、至福の飲み物というよりは、不幸を味わう劇物ではないかと思ってしまう。

②もともと、人間は好奇心のある生き物なので、行動し続けると自然にワクワク感を得られることが可能なのではないか。ただ、お酒によって、偽りのワクワク感を何の行動もなしに得られて、それに依存して、新しい体験をしようとしなくなる。

③お酒は飲めば飲むほど身体や心を蝕み、社会生活を脅かすリスクしかない薬物なのに、ハマってしまうところがミソなのかな。


極論すると、お酒がタダだったら人生得なのか?
この続きはいつか。