断酒167日目 酔いから覚めたら
飲酒していた頃は、飲んでいる時のテンションと翌朝のテンションが真逆で同じ人物かと思えるほどであった。
一杯目のお酒が一番美味しいと当時は思っていたが、後は味よりも酔い重視でグビグビ飲んでいた人が
酔っぱらい始めると薬物摂取したかのように多幸感と自己万能感が現れ一人で飲んでいるときにはいつの間にか寝る時間になる。一方で人と飲んだ時はとんだ軽口発言が飛び出す事もあり(ただし人を選んで発言している)ついつい言い過ぎてしまったり、相手に反感を得るもののお構い無し。
ところが翌日になると、一人で飲んだ時は身体のかったるさとやる気のない感じで朝がスタートする。
一方で人と飲んだ次の日は、なんであそこまで調子の良いことばかりやってしまったんだろう。できたらなかったことにしてほしいとまで望む始末。
まるで、お酒をのんでいるときは竜宮城。酔いから覚めるとびっくり玉手箱というワンパターンのオチである。
いい加減負のループから抜けたい。どうしたら飲み過ぎないかと何度も摂取を試みるも上手くいかず。
そして、去年の11月を機にようやく断酒をスタートする事ができた。断酒して良かったのは何より酔わないこと。飲酒翌日の得たいの知れない憂鬱感が薄れたことが喜びた。