断酒182日目 飲んだら飲まれるよ
お酒を飲み始めて、飲み過ぎて失態を犯したときに『飲んだら飲まれるな』とよく言われ、飲み過ぎないようにしようと決意した。
いつの間にか同じ量なら失態を置かさず飲めるようになった。『お酒に強くなった』『お酒に飲まれなくなった』とすっかり思い込んでしまっていた。
ここで言う失態とは吐くまで飲んでしまうぐらい他人に介抱されるレベルを指す。そういう意味では飲まれなくなったのかもしれない。
しかし、真の意味では、毎日飲まないではいられなくなる。アルコールが抜けたときの身体的な倦怠感と抑うつ感。この状態が真の意味での飲まれていることを指していることを、断酒する数年前から味わってきた。
つまりは、お酒は飲んだ時点で飲まれてしまっているのを否認していたことに断酒して気付く。
お酒を飲んだら飲まれると認めると非常に楽な気持ちになる。だから飲まない。それでおしまい。